低意識ダイエット、その実態と考察
昨年「低意識ごはん」についてのエントリを書きました。
おかげさまでなかなか好評をいただき、ガジェ通に転載されたり、AMに取材されたりもしました。
いっぽう僕は、もう8年ほどでぶに悩まされています。当時から比べると、体重はちょうどムスコさんひとりぶんぐらい増えてしまい、文字通り人生の重荷となっています。
救世主、その名は
そんな状況を打破する救世主としてあらわれたのが、紀文の「糖質0g麺」。こんにゃくとおからという低カロリー界の重鎮でできていて、糖質は文字通り0g。カロリーも1食30kcalと、一般的な袋ラーメン(300kcal〜)より圧倒的に低いという、「やせたいが食べたいでぶ」の救世主のような食品です。
救世主の存在を知ったのでさっそく購入し、ランチの材料として食べてみました。
低意識ダイエットとは?
「低意識ごはん」のテーマは「(料理に対する)意識は低いがゼロではない」でした。「低意識ダイエット」も同様のコンセプト、すなわち「(ダイエットに対する)意識は低いがゼロではない」をテーマとしています。
モットーとしては・・・
- 手軽である
- でもなにか調理をしている
- 味も量も悲壮な我慢をしない
という感じでしょうか。
実例紹介
ではさっそく、「低意識ダイエット」の実例を見ていきましょう。
作例 : ざるうどん風
到着初日はネギを刻みショウガを擂り下ろしただけのざるうどん風で試食してみました。
小麦粉で作った麺の歯ごたえやうまみには到底及ばないけれど、ダイエット食にありがちな悲壮感(まずいとか食感が悪いとか)はほとんどなく、日常の食事に取り入れることに大きな抵抗はありませんでした。
作例 : キムチと納豆、そして鶏はむ
「鶏はむ」とは、一時期ネットで話題になったレシピで、ぱさつきがちな鶏むね肉をしっとりハムっぽい食感にする工夫がこらされています。僕も独身時代、カラダとサイフの健康のため、さんざん作ったものでした。
キムチは甘さ・辛さ・酸っぱさを兼ね備えています。特に「辛さ」はヘルシーさを損なわずに満足感を強化してくれるので、積極的に取り入れたい味です。
納豆は低カロリー高タンパクでダイエット向きな食材です。あの糸を引くねばりがつゆと交わることで、つるつると口当たりがよくなるという利点もあります。
さらにキムチにも納豆にも「スーパーで入手しやすい」「食べるまでのステップが短い」というメリットがあります。これらの性質はまさに、低意識シリーズに最適と言えそうです。
作例 : 冷やし豚キムチ
豚バラ肉を茹でて冷水に取り、水気を切ってからキムチと合えます。一度茹でることでバラ肉の脂が落ち、よりヘルシーに。
付け合わせは冷蔵庫にあった小松菜とミニトマト。
作例 : しっとりササミ
鶏はむの仕込みが間に合わないときは、同様に安くてヘルシーなササミを使うこともできます。いい加減に扱うとパサパサした食感になりがちなササミですが、下味をつけて上手に加熱すると、しっとりした仕上がりになります。
今回は「驚くほどしっとり!鶏ささ身の美味しい食べ方&レシピを知りたい~「あさイチ」から~ | クックパッドニュース」の手法で仕込みました。付け合わせはキムチ・ほうれん草・キュウリ・ミニトマト・温泉卵。
作例 : 低意識ごはん風(豚バラ肉とグリーンピース)
この日は野菜の在庫が少なく、ありものでなんとかでっち上げた感じ。下茹でした豚バラ肉とグリーンピースを少量の油と塩こしょうで炒め、卵を落とし、温かいスープで食べます。
作例 : ソーセージと卵
ソーセージは、ムスコさんが遠足に持っていった弁当の残り。野菜も同様に自宅の冷蔵庫から持ってきた残り物です。
卵は電子レンジで作る温泉卵。破裂のリスクがあるのでマネしないでね。
作例 : ミョウガ
鶏はむ・キムチ・キュウリ・ほうれん草などのお馴染み食材に加え、ミョウガを刻んでのせています。夏が近いことを感じさせるさわやかな味と食感は、ダイエット関係なくいいものです。
低意識ダイエットを支える味
「糖質0g麺」にはスープやたれなど味をつけるものは添付されていません。当然自分でなんとかしなくちゃならないんだけど、ちゃんとやるのはわりとめんどくさい。あくまでも「低意識」ですから、手軽さを追求したいところです。
そこで頼りになるのが、信頼と実績の「創味のつゆ」。ほかの麺つゆとは一線を画すうまさで、これをそのまま使ってる蕎麦屋もあるぐらい。
幸いキッチンに常備されているため、これを使って味をつけています。
かけつゆ
パッケージどおり、つゆ1:水6の割合で混ぜます。
- 創味のつゆ : 30cc
- 水 : 180cc
水を減らして氷を入れると冷たくておいしいし、ちょっと酢を入れてもさっぱりしておいしい。
ラーメン風
温かいラーメン風のスープを作ることもできます。
- 創味のつゆ : 30cc
- 湯 : 210cc
- 鶏ガラスープ(顆粒) : 小さじ1
- ごま油 : 少々
低意識ごはん風に作るときはこういうのも。
冷やし中華風
こちらはレシピとして投稿済み。
お好みでもう少し水を減らして酢を増やしても。練りからしがあるとなおよい。
低意識ダイエットの効能
今のところ、1週間で1kg強の減少。ランチを低意識ダイエットにする以外特に変わったことはしていないので、悪くない成果と言えそうです。
このままこのペースで減っていくのはちょっと虫がよすぎる話ではありますが、これをきっかけに減らしていきたいところ。最新の計量では久しぶりに10の位がひとつ下がったので、まずはここを維持していきたいと思います。
手軽で、料理をする満足感や工夫して作る達成感が得られ、ダイエットにありがちな悲壮感はほとんどない「低意識ダイエット」、みなさんもいかがですか?