亭主の値付けの話 – あるいは住信SBIネット銀行の素晴らしさについての話
この記事は家庭を支える技術 Advent Calendar 2014 – Adventar 12/24の記事です。
イントロ
家庭紹介
我が家のことを簡単に。
- 僕 : ウェッブエンジニア、ジョブホッパー、おっさん、ENL A11。
- ヨメさん : システムエンジニア、メカに弱い、年上、ENL A8。
- ムスコさん : 生意気盛り、一人っ子、もうすぐ4歳。
特筆すべきは、ヨメさんが「メカに弱い」という点。このカレンダーではいろいろモダンなツールを使いこなしているご家庭がたくさん紹介されていますが、メカに弱い人がいるとなかなかそうもいかず。よさげなツールを試験導入しても、画面に文句を言いながらこねこねした挙句使わなくなってしまうケースはいままで数知れずありました。
Ingressは貴重な例外で、「ローソンにレゾネータ、駅にシールド挿しといて」などの依頼はスムーズに通るため、ガーディアン業だけは捗っています。
サツバツ・クリスマス・イブ
さて本題。世間はクリスマスイブですが、我が家は通常の平日と同じ運行をしています。いとこたちとのご家族イベント的なものは23日に済ませたし、そもそもムスコさんは仏教系保育園に通っている「ほとけの子」ですから、クリスマス?なにそれ?という建前になっています(代わりに「成道会」というのがある)。
これは23日のローストチキン。近所の鳥屋のおっちゃんがでっかくておいしい丸鶏を用意してくれて、焼き上がりもばっちり。過去最高と言ってもよいデキに仕上がりました。
そんなサツバツとしたクリスマスイブに、さらにサツバツとした記事を投入してみようと思います。幻滅する準備はできたか?
亭主の値付けの話
「年収 #{n * 12}
万で人生楽しい?」
先日、同僚たちのこんな会話を耳にしました。
Tっきー(既婚):「我が家はお小遣い制ですからね。月 #{n}
万円でやりくりしています」
Mらっき(独身):「それさあ、年収 #{n * 12}
万って事だよね。そんなんで人生楽しい?」
全国のお小遣い制のおとうさんを完全に敵に回す発言、さすがですね。
あなたのお値段
その昔読んだテキスト(ソースは見つけられず)で、こんなのがありました。
奥さんから毎月お小遣い3万円をもらうなら、あなたの値段は3万円だと思われます。
奥さんに毎月生活費30万円を渡すなら、あなたの値段は30万円だと思われます。
なかなかサツバツとした主張ですね。完全に同意はできませんが、避けられない認知バイアスではないだろうか…と納得する一面もあります。
これにまるっと同意したわけではないのですが、奇しくも我が家では結婚以来ずっと、毎月ヨメさんの銀行口座に「おてあて」と称して一定額を振り込む運用をしています。
僕はお金の管理が苦手な方なので、家計を回し老後の貯蓄をするのはヨメさんに任せています。意外と適性があるらしく、「おてあて」+ヨメさんの給料で今のところ大きな破綻なく運用できているようです。
住信SBIネット銀行の素晴らしさ
そんな「おてあて制」を運用する際の強い味方が、タイトルでも紹介した「住信SBIネット銀行」です。
きっかけは、その昔短期間だけ在籍した会社で給与振込口座として作らされたこと。当時は「ネット銀行かよ…」という老害っぽい感想を持ったのですが、使ってみたらこれがいいとこだらけ。インターネット世代の子供たち、特に預金通帳に価値を認めないタイプのみなさまにはお勧めできる銀行です。
振込手数料月3回まで無料
「おてあて」を銀行振込する場合、振込手数料というコストは馬鹿になりません。毎月数百円も払うなら、その分を有料のネットサービスなどに支払って、日々の生活を楽しくしつつネット業界に還元してほしいところです。
その点住信SBIでは、デフォルトで月3回まで振込手数料が無料です。素晴らしい。
僕は「おてあて」支給で1回、自分のメインバンクへの資金移動で1回、残り1回は予備(だいたい毎月余らせる)という運用なので、ここ数年振込手数料というものを支払ったことがほとんどありません。
定額自動振込というサービスもあるので、「おてあて」業を自動化することも可能です。
コンビニATM利用手数料がだいたい無料
まだまだ日本では現金持ってないと生活しづらいですね。コンビニのATMを使う機会はなかなかなくなりません。
その時に支払う手数料も、住信SBIなら節約できます。セブン銀行なら基本無料、ゆうちょ / イーネット / ローソンATMなら引き出しが月5回まで無料。
東京都内で生活していると、セブン銀行のATMに不自由することはあまりありません。なおかつ他のコンビニも月5回まで使えるので、セブンイレブン不毛の地でもなんとかなります。その結果、ここ数年ATM利用手数料を支払った記憶がありません。
「目的別口座」が地味に便利
ひとつのアカウントに5つまでサブアカウントを作れるのが「目的別口座」という機能です。同一アカウントでの「振替」になるので当然手数料は無料。また、ATMからの引き出しはできない(メイン口座に移す必要がある)、というのが特徴です。
あればあるだけ使ってしまう性格をしているので、この機能は非常にありがたい。毎月「おてあて」を振り込んだあと、ATMからおろせる額だけをメインの代表口座に、残りは「ス
イス銀行」と名付けた目的別口座に移す、という運用をしています。
まとめ
そんなわけで、我が家は「住信SBIネット銀行」を軸に「おてあて制」で家計を運用しています。
そのほかには「マネーフォワード」を利用しています。こっちは入出金とクレジット引き落としのアラートメール程度の使い方しかしていませんが、なかなか便利です。
年収 #{n * 12}
万円のみなさん、「おてあて制」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。その際に発生したいかなる事案についても当方が責任は追いませんが、非常におすすめできる制度です。