どこにでも変わらず馬と鹿で表される人はいるというのを知った
伝聞かつフィクションで、登場する固有名詞はすべて架空のものである。
とある製造業のとある部門、規模は1,000人弱。当然ひとり1台以上のコンピュータが用意されている。情シ部門はアウトソーシングで、とある大手SIerの子会社が一手に引き受けていた。
で、あるとき。コンピュータが古くなってきて、パフォーマンスの面で日常業務に支障が出ているという声があがった。協議の結果部門すべてを一括入れ替えすることになり、その一切を情シ部門に依頼した。
それとは別のルートの話で。業務上やりとりのある部門と、ファイルのやりとりに支障があるとの報告があった。どちらもM$のオフィススイートなのだが、あちらは2007、こちらは2000。互換性の問題だったらしい。協議の結果当部門もスイートをバージョンアップすることになり、その一切を情シ部門に依頼した。
話は別ルートだが、導入時期はほぼ同じ。普通は「オフィススイートのプリインストールモデル買えばいいんじゃね?」となるような気がする。ところが彼らは違った。マシンルートの顧客A氏と担当A’氏 / スイートルートの顧客B氏と担当B’氏はそれぞれ「別プロジェクトだから」と言い張り、一切の協業と情報共有を拒んだのだ。まだ進捗はベンダに見積依頼を出しただけだというのに。
結果「とある部門」では、3月末にいっせいにPCの入れ替えを行い、4月初旬にスイートのバージョンアップを行うんだそうだ。
私も少なからず職場には不平や不満、呪詛や罵倒を並べ立てるほうである。しかしそれはもしかしたら、とんでもなく贅沢なことなのかもしれない。
オチなくてごめんなさい。