チキンを丸ごと焼いた
クリスマスには自分でチキンを焼いて食べる習慣がある。過去の食べ物写真をさかのぼってみたら、もう5年目になることにびっくりした。あまり物事が長く続きしないタイプの私にとっては、ちょっと珍しい出来事だったりする。
今年はこんな感じに仕上がった。クレソンなど彩野菜を飾り忘れて見た目はかなり地味だが、味はいままでで一番よかったように思う。
自分メモとしてレシピを記録しておく。以下調理前の丸ごとチキンが登場するので苦手な方は注意。
鶏肉を1羽丸ごと、近所の鶏肉屋で予約して購入。内臓が抜いてある「中取り」という状態で、おおむね1.1kgぐらい。値段は¥1,300ほどだった。
まずは中身を作る。
- もち米1カップは洗って10分ほど水に浸しておく。
- ニンジン1/4本、タマネギ1/2個、セロリ1/2本(白い部分)、ニンニクひとかけ、ショウガひとかけをみじん切りにする。鷹の爪1本は種を抜いて小口切り。
- 冷たいフライパンにオリーブオイルとニンニク・ショウガ・鷹の爪を入れ中火にする。
- オリーブオイルに香りが移ったら残りの野菜を加え、タマネギが透明になるまで炒める。
- もち米とひたひたには足りないぐらいまで水を注ぎ、ローリエ2枚とコンソメ(キューブのもの)1個を加え10分ほど煮る。
- 塩・胡椒で味を調え、ボウルにあげて荒熱を取る。
出来上がった中身を後ろから鶏の腹部に詰める。今回は茶目っ気として、茹でたウズラの卵をいくつか押し込んでみた。ぎっしり詰まったら開口部を爪楊枝などで縫いとめて中身がリークしないようにする。
後足・前足はタコ糸で整形して縛る。わきの下が焼けにくいので前足は背中で固定するといいように思う。
我が家にはオーブンつき電子レンジしかないので、レンジ皿にタマネギ(中1個)とセロリの青いところをざくざく刻んで敷き詰め、鶏肉を乗せる。表面には塩・胡椒と好みのスパイス(タイムたっぷり、オレガノ少々、パプリカ少々、オールスパイスとカルダモンをほんの少し)振り、5分ほど馴染ませる。
あとは背中にバターを乗せ、250度まで熱したオーブンで50分~1時間ほど焼く。時々バターを足すとしっとりした仕上がりになるが、当然カロリーもアップ。バター少な目ならパリッとした仕上がりになり、それはそれでうまいのでお好みで。表面が焦げてきたらアルミホイルをざっくりかぶせる。竹串などで肉厚のところを突き刺して、出てきた肉汁が透明なら出来上がり。
というわけで我が家のクリスマスは毎年こんな感じ。なじみの酒屋お勧めのスパークリングワインをあけて、めりくりってこった。
写真発掘ついでに、過去のチキンのバックナンバーも載せてみる。
2007年:
もち米の加熱が足りず、ちょっと芯が残ってしまった。焼き加減は上々。ローズマリーを使っている。
2006年:
カラーパプリカとクレソンで彩りは一番きれい。下味が足りず、粒マスタードと塩をつけながら食べた。
2005年:
タマネギを適当に詰めただけなのでちょっとボリューム不足。ニンジンとパプリカのオレンジ色がかぶってしまっている。
2004年:
この年は独り身だったのでもも肉を1本だけ。それでもちゃんとオーブン機能を使って焼いた。